「東京ディズニーシー」始まりのトマトソース。

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こんにちは!マモジンです。

今回は「トマト」と「東京ディズニーシー」の意外な繋がりについてのお話です。

「トマト」で世界をめぐる旅


「トマト」といえば「イタリア料理」と思う方も多いのではないでしょうか。


トマトを初めて食べたのは南イタリアの腹ペコに苦しんでいた男の人だったらしいのですが、もともとは猛毒を持っている「ベラドンナ」の実(黒いプチトマトみたいなやつ)にそっくりだったので誰も食べなかったそうです。


しかし食べてみたら美味かったということで「イタリア」をはじめ地中海沿岸の地域に広がっていったそうです。


現在でも「トルコ」「エジプト」「チュニジア」「スペイン」「ギリシャ」などの地中海沿岸ではよく食べられています。


世界三大料理の一つでもある「トルコ料理」(意外と知られてない)では、肉や魚の煮込み料理やサラダ。ケバブのお供になどなど、いつも視界のどこかにトマトがある。


それくらいの勢いでトマトが消費されています。あと玉ねぎやにんにく。オリーブオイルもよく使います。


なんか。日本人から見たら「イタリア料理」なのかな?っていうくらいの食卓です。


そして「イタリア」ですが


実は一人当たりのトマト消費量は「トルコ」の1/3くらいしかありません。

ええー!

そうなのです。イタリアでは南の方で中心に食べられているので、本場のミートソースはトマトを使わないものもあります。

そもそもトマトがイタリアで食材として注目されはじめたのが18世紀頃。食材としてはかなり新しい方です。(パスタは2000年以上前から食べられてきた。)


近年のイタリアンブームのおかげで沢山の「イタリア料理」に触れ合う機会が多くなったおかげで「トマトと言ったらイタリア」というイメージが定着してきていますが、実は地中海沿岸を中心に多く食べられているようです。


さらに「トマト」にまつわる衝撃の事実があります。


「トマト」発祥の地


じつは「トマト」の故郷は南米「ペルー」のあたりだそうで、人や鳥たちに運ばれて少しずつ分布を広げ「メキシコ」などの中米では15世紀くらいからすでにトマトを栽培していたそうです。


今でも「ペルー」の高原地帯には野生のトマトが自生しているので、このあたりがトマトの発祥の地であるとされています。


さらにイタリアで初めて食用にされるよりも前に「メキシコ」で栽培されていたということは、すでにメキシコの料理に使われていたということですね。


つまり「メキシコ」近辺が「トマト」の栽培と食の始まりの場所だということになります。


「トマト」は15世紀頃から「スペイン」からやってきた開拓民によってヨーロッパに伝わっていきました。

「東京ディズニーシー」にある「ロストリバーデルタ」は1930年頃の「メキシコ」を舞台にしていますが、「ロストリバーデルタ」にあるレストランでもトマトが使われた料理が今までも数多く登場しています。

世界で最初の「トマトを使った料理」が食べられる「ロストリバーデルタ」


「トマト」は生で食べることもあれば、ソースに使うこともあるようです。


「ロストリバーデルタ」から「メディテレーニアンハーバー」や「アメリカンウォーターフロント」へと伝わっていった「トマト」の軌跡。

「東京ディズニーシー」のエントランスを抜ける大きな火山と海。そして火山のふもとにあるお城のような要塞派手な装飾を施した大きな船が停泊しているのが目に入ると思います。

その停泊中の船は「ガリオン船」と言って、「ロストリバーデルタ」(南アメリカ)から「トマト」や「唐辛子」などたくさんの新しい食材を「メディテレーニアンハーバー」(ヨーロッパ)まで運んできているのです。

そして「アメリカンウォーターフロント」(アメリカ)にも伝わり


さらに戦後日本でもたくさん栽培して食べられるようになり、馴染みのある野菜として親しまれるようになりました。

「トマト」は「東京ディズニーシー」をつなぐ食材の一つですね。

全ての源「ソース」を作ろう

世界で愛される「トマト」

「東京ディズニーリゾート」でもトマトを使う料理が多くあるので、まずはすべての料理の源となる

「トマトソース」を作ってみましょう。

大量に作ってジップロック等に保存しておけば、ちょっとした時に使えるので便利ですよ。

「トマトソース」の材料

・トマト缶(カットタイプ) 400g×2個

・玉ねぎ 1個

・にんにく 1かけ

・オリーブオイル 大さじ4杯

「トマトソース」の作り方

今回はお手軽に作るために「ブレンダー」を使用しています。

無い場合一生懸命玉ねぎとにんにくを細かくみじん切りして下さい。

・野菜をみじん切りにする

まずはにんにくをみじん切りにして大きめの鍋に入れておきます。

そして玉ねぎもみじん切りにします。ブレンダーがあるならそこまで細かく切らなくても大丈夫です。(5mm幅くらい)

ブレンダー使わないならできる限り細かくみじん切りをして下さい。

・オリーブオイルでにんにくを炒める

にんにくが入ってる鍋にオリーブオイル(大さじ4杯)をいれて弱火で炒めます。焦げやすいので目を離さないように注意して下さい。

・玉ねぎを加えて炒める

にんにくが少しだけきつね色になってきたら玉ねぎを加えて炒めます(中火)軽く透き通るくらいまででいいので3〜5分程度で十分です。

・トマトを加える

トマト缶を全量注ぎます。缶に残ったトマトは勿体ないので水(合計200ml程度)で洗いながら鍋に投入します。

そのまま中火で煮込みます。煮詰まってくると煮汁がはねるので注意して下さい。

・半分になるまで煮込む

約25分くらい煮込むとだいぶ水分量が減ってきます。最初の頃の7割くらいの高さになったら、一旦火を止めて裏ごしします。

・裏ごしする

ブレンダーがある人はここで裏ごしすると滑らかなソースが出来ます。

ない人はそのまま更に煮詰めるか、こし器で裏ごしします。(こし器での裏ごしはとても大変なので家庭ではオススメしません)

・ケチャップくらいの固さになるまで煮詰める

より煮詰めれば煮詰めるほどに甘さが引き立ちます。

もったりとするまで弱火で焦がさないように煮詰めていきます。

ケチャップくらいのもったり感になれば完成です。

しばらく冷やしておきましょう。

・冷めたらジップロックで冷凍保存

冷めたらジップロックに入れていきます。

全部入れたら9割くらいジッパーを閉めた状態で横にします。

そのままそっと平らにならしていきます。

空気を抜いてあげるイメージでジップロックの上部ギリギリまで広げていきます。

完成「トマトソース」

完成!これを平らに冷凍庫で凍らせれば「トマトソース板」になるので使うときに叩けば少量ずつ取り出せます。

もしくはもっと小さなジップロックに小分けにしておく作戦もオススメです。

今回は塩も何も入れませんでしたが、ご家庭に合わせて塩やソース。ケチャップ。醤油なんかをお好みで加えておくと、使うときに味付けの手間が減るので楽です。

ただ味入れすぎると汎用性がよくないので気をつけて下さい。

今日はトマトソースを使って「しらすのトマトソーススパゲッティ」を作りました。

トマトソースを使ったレシピはマモジンのブログにもあるので良かったら参考にして下さい。

こいつがあれば、ディズニーっぽい料理が沢山作れます。

冷凍庫で1ヶ月置いておいても大丈夫なので、とっても便利です。

「ロストリバーデルタ」から始まった「トマト」の旅。

旅の終着点はあなたの家の冷凍庫なんて

夢の通り道です。