こんにちは。マモジンです。
今日は「にんにく」と「東京ディズニーシー」の深いつながりについてのお話です。
「東京ディズニーシー」には「にんにく」がいっぱい。
「にんにく」は世界中で料理に使われている食材の一つです。
フランス料理やトルコ料理。中華料理。イタリア料理や、メキシコ料理。
そして現代では和食にも欠かせない食材です。
「東京ディズニーシー」にもにんにくを使った料理がたくさんあって、「にんにく」の香りが、いたるところから漂っています。
「餃子ドッグ」ガーリックシュリンプ味の「ポップコーン」も美味しいですね。
「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」の人気パスタ料理「クリーミースパゲッティー、ミートソース」にもにんにくが使われています。
ロストリバーデルタで食べることのできる「メキシコ料理」の中にもにんにくが入ったメニューが多くあります。
チャーリー田中さんが作る和食と洋食のコラボにも「にんにく」が使われている!?
和食レストラン「レストラン櫻」にはかつて「ステーキ重」みたいな物があって、にんにく醤油タレで食べるステーキとご飯がとっても美味しかったです。
遠い異国の地で頑張る「レストラン櫻」のオーナー。「チャーリー田中」さん。
もしかしたら和食と洋食をにんにくで合わせた料理を考案した先駆者なのかもしれませんね。
いまは「ステーキ重」は販売していませんが、2020年10月から2021年3月末まで「ローストビーフ丼」を本日のおすすめとして提供しているので、ぜひ機会があれば食べてみたいですね。
白いご飯とローストビーフ。それを和風ダレで食べるという斬新な発想。日本で流行り始めたのは2016年頃なので、1900年代初めの頃のニューヨークで「ローストビーフ丼」を考案した「チャーリー田中」さんは、まさに時代の先を行く人物なんだろうと思います。
世界を旅する「にんにく」のルーツ
さて。今では世界中で食べられている「にんにく」ですが、もともとは中央アジア原産のようです。
中央アジアってピンとこないけどウズベキスタンとかカザフスタン辺りです。
日本人にとっては「ファイナルファンタジーⅩ」の滅びた街「ザナルカンド」にそっくりな街があるってちょっと話題になったところです。
中央アジアで生まれた「にんにく」は次第に分布を広げていき、紀元前3200年以上も昔の古代エジプトでもすでに食べられていたそうです。
薬としての効果や、滋養強壮に効く食材として中央アジアやエジプトで使われていた「にんにく」。やがて古代ローマに伝わり、イタリア料理の原型となりました。
さらにヨーロッパ全土に伝わり、フランス料理やスペイン料理、ポルトガル料理などに使用されるようになり、そこから大航海時代を経て様々な国の料理と融合し発展していきました。
「東京ディズニーシー」でも大航海時代に大海原を渡ってきた「ガリオン船」が停泊中です。
大航海時代のヨーロッパの国々は香辛料や、未知の食材や富を求めて「ガリオン船」にのって新大陸への航路を切り開く冒険を繰り返していました。
その中で、トマトやカカオ。唐辛子などがヨーロッパの国々に伝わり普及していきましたが、新大陸(南アメリカ大陸)などには、逆にヨーロッパから持ち込まれた「にんにく」がアステカ族やマヤ族の料理と融合し、現在のメキシコ料理に発展していったのです。
こうして世界中に広がっていった「にんにく」
「東京ディズニーシー」ではすべてのテーマポートをつなぐ食材でもあるのです。
さて今回のお料理紹介に移りましょう。
今回紹介するのは「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」です。
「にんにく」たっぷり「絶望のパスタ」
なんか。日本で言う「ペペロンチーノ」は「絶望のパスタ」と言われています。
食材が「にんにく(アーリオ)」と「オリーブオイル(オーリオ)」と「唐辛子(ペペロンチーノ)」と「スパゲッティ」しかなかったので、とりあえずそれを使ってパスタを食べるしかない貧困に苦しんだ人が食べたスパゲッティ
らしいです。まあ諸説あるらしいですが、イタリアでは「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」は家庭料理のカテゴリなようで、レストランで提供している店はめったにないです。
しかしながら。シンプルでいてとても奥が深いスパゲッティでもあり。
さらに大航海時代のおかげで生まれた料理でもあるので今回ご紹介させていただきます。
(15世紀の大航海時代。唐辛子が南米からイタリアへ伝来して生まれた料理なのです。)
世界を旅した「にんにく」と、旅した先で出会った「唐辛子」が古代ローマから脈々と受け継がれてきたイタリア料理で一つになる。
まさにひとつの完成形です。全然「絶望のパスタ」じゃないです。「冒険とイマジネーションのパスタ」です。
ぜひとも「東京ディズニーシー」にある「メディテレーニアンハーバー」の古代ローマの遺跡群や歴史的建造物。そして「ガリオン船」や「ロストリバーデルタ」の遺跡を思い浮かべながら食べてほしい一品です。
「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」の材料(2人前)
- スパゲッティ(乾麺) 200g
- 茹でる水 1500ml
- 塩 25g
- にんにく 3片(20gくらい)
- 鷹の爪 2本(4cmくらい)
- オリーブオイル 大さじ3杯
- パセリ(あれば)
にんにくやオリーブオイル。そして唐辛子は好みに合わせて増減して大丈夫です。(この分量は結構辛いかと思います。)
ポイントは、スパゲッティを茹でるお湯の量と塩分濃度が重要です。
基本は塩分濃度1.5%ですが、麺を茹でる前に味見をしてみて好みの味の濃さに調節してください。
「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」作り方
・お湯を沸かす
お湯に塩を入れて沸騰するまで加熱しておきます。その間にソースを作りましょう。
・にんにくを炒める
皮を剥いて薄く輪切りにスライスしたにんにくを冷えた鍋に入れ、オリーブオイルを加えて中火で加熱します。
にんにくから細かく泡が出てきたら、火を弱火に落としてじっくり火を通していきます。
・鷹の爪を加えてさらに火を通す
少し色づいてきたら、細かく刻んだ鷹の爪を加えてじっくり加熱します。
しっかり辛さが出たら火を止めます。お好みでパセリを加えます。
・スパゲッティを茹でる
沸騰したお湯でスパゲッティを茹でます。
通常の湯で時間よりも1分から2分短めに茹でます。麺が傷つかないように再沸騰したら中弱火くらいで茹でます。 そして菜箸か耐熱のヘラでこまめに混ぜて茹で汁の中にスパゲッティの成分を溶かしていきます。
・ソースを仕上げる
茹で上がる1分前になったら茹で汁を100ミリリットルほど取り、ソースに加え、強火で沸騰させます。
この時点でソースはほとんど乳化(油と水分が混ざり合ってとろっとした状態)しませんが大丈夫です。
・スパゲッティとソースを和える
茹であ上がった麺をソースに絡めていきます。
麺をソースの入ったフライパンに加えたら、細かく鍋をゆすりながら大きくスパゲッティをかき混ぜながらソースと絡めていきます。素早くやることで、ソースの乳化が進むので口当たり良く味もしっかりと乗ります。
でもあんまりガシガシ混ぜるとスパゲッティが傷ついてしまうので程々にお願いします。
完成「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」
しっかりソースと麺が絡んでいれば、麺を持ち上げてもソースや油が垂れてきません。
しかしながら、いかんせんソースがシンプルすぎるので出来たらすぐに食べてほしいスパゲッティです。
出来上がってから、すぐに食べられるように、飲み物の用意やテーブルの準備をしっかりしておきましょう。
ゆっくりじっくりこんがり火を通したにんにくの香りと、しびれるような唐辛子の辛さ。そして噛みしめる度に、とろけるような舌触りの麺が口の中でぷつんとほどけていくのがたまらないです。
上手く出来たときの感動的な味わいは言葉では語れないほどの美味しさです。
辛さやにんにくの量は好みでも大丈夫ですが、パスタの茹で加減や水分量。塩分はいきなり大幅に変えると上手くいきません。
少しづつ自分好みの「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」を作って行きましょう。
ちなみにオイルをたくさん使うパスタ料理の基本的な調理法なので、ここから派生していろいろな具材を加えたりして作るとさらにバリエーションが広がります。
チャーリー田中の幻のまかないパスタも基本は「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」の派生系です。
「にんにく」をたっぷり使ったスパゲッティ。ぜひ作ってみてくださいね。