簡単ディズニーおうちごはん「タラのニューイングランド風スープ」

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こんにちは。元気です!

マモジンです。

今回のお話は「タラ」についてです。

白身のお魚で、冬場によく鍋にして食べるあのお魚です。

身が柔らかいので離乳食で最初に与える魚の代表格でもありますね。

さて。そんな「タラ」ですが「東京ディズニーリゾート」と深い関わりがあるってご存知でしたか?

このブログでは「タラ」と「東京ディズーリゾート」にまつわるお話をご紹介させていただきます。

ケープコッドは「たら岬」

アメリカンウォーターフロント内にある「ケープコッド」というエリア。

ダッフィーのいる港町としても有名ですね。

「ケープコッド」の港町を散策していると、なんか魚の絵が書いてあります。

ちょっとアホっぽい?顔に、特徴あるひげ。じつはこの魚は「タラ」なのです。



「ケープコッド」の「コッド」は「タラ」という意味です。



そして、「ケープ」は「岬」という意味なので日本語に訳すと「タラ岬」となります。

なるほど。町の名前になっちゃうくらいだから「タラ」が描かれているんですね。


「ケープコッド」は「タラ」をはじめ、多くの海産物が特産の街です。缶詰工場もありますね。(「CANNERY」つまり缶詰工場って書いてある建物がどこかにあります。)

エリアの様々な場所に「ケープコッド」の歴史なんかも載っているので探してみるのも楽しいかもしれません。

実在する「ケープコッド」

実はこの港町は実在する地域をモデルにしています。

「ニューイングランド」と呼ばれている、アメリカ開拓の歴史の出発点でもあるマサチューセッツ州ボストンの近くにある半島では、かつては多くの森林があり、林業や農業などをしていましたが、激しい土地の使い方のせいで樹木が発育不良に陥るなどしてしまい、漁業や捕鯨漁を本格的に始めました。


タラやロブスターや貝類などの海産物が豊富で、アメリカ本土だけでなく、海産物を塩漬けにしたり加工して様々な国に輸出するようになりどんどん発展していきました。


多くの海産物や「タラ」で賑わったその半島は「ケープコッド」と名付けられ、今ではリゾート地になっています。


「ケープコッド」産の「タラの缶詰」はタワー・オブ・テラーの内部にも置かれているので、もしかしたら「ハイタワー3世」も探検の携帯食料として食べていたのかもしれませんね。

アメリカだけじゃない。世界中で親しまれている「タラ」

「タラ」はアメリカだけでなく、イタリア、スペイン、イギリスなどのヨーロッパでも獲れますし、もちろん日本でもお馴染みの魚です。


世界中に分布している「タラ」は色んな種類がいるのですが「ケープコッド」に描かれている「タラ」は「タイセイヨウタラ」なのかなぁーと勝手に思っていますが、本当のところは謎です。

世界中で親しまれている「タラ」


もちろん「東京ディズニーリゾート」でも「ケープコッド・クックオフ」を始め、お馴染みのチャーリー田中の「レストラン櫻」「カフェ・ポルトフィーノ」「れすとらん北斎」などでも登場します。(冬の魚なので期間限定商品が多いです。)

それぞれの国や地域でそれぞれの調理法で食べられている「タラ」


実は東京ディズニーリゾートでは、世界各地のタラ料理が味わえる場所でもあります。


空腹を満たすためだけに食べてしまうよりも。様々な国や地域ではどうやって「タラ」を食べているのかを見るのも楽しいと思います。


さて世界各地の「タラ」料理をいっぺんに載せるのは難しいので

今回は「ケープコッド」のあるニューイングランド地域でよく食べられている「タラ」と「牛乳」を使ったスープを作ってみようと思います。


とっても簡単なので「タラ」が手に入った場合はぜひ作ってみて下さい。

「タラのニューイングランド風スープ」を作ろう


「タラ」の旬は秋から冬にかけてですが、一年中流通している魚でもあります。

なので、お魚売り場を探せばきっと「タラ」が見つかります。

生でなくても、甘塩の切り身なんかでも大丈夫です。

その場合は塩を控えめに味付けして下さい。

「タラのニューイングランド風スープ」の材料(3人前)

・タラ 300g 生でも甘塩でもOK(皮付きのほうが煮崩れしにくいけど、皮取ってあるやつでも味は変わりません)

・塩 (タラの臭み取り用) 少々

・こしょう 少々

・バター 30g (魚を焼く用)

・小麦粉 30g(魚にまぶすよう)

・マギーブイヨン 2個(コンソメでも可。水分量600ml分)

・玉ねぎ 1個

・じゃがいも 大きめ2個

・水 500ml

・牛乳 400ml

・バター 10g (炒め用)

・塩 (最後の調味用)

・ローレル 1枚

・パセリ(細かいの、乾燥パセリでも可) 少々

・パプリカ(粉末)少々

もしも「タラ」を生で使うようなら、味をみてブイヨンを少し足してもいいかもしれません。

「タラのニューイングランド風スープ」作り方

・タラを切って塩を振る

まずはタラに塩をまんべんなくふりかけます。身を締めると同時に臭みを取り除きます。

そのまま10分ほど置いておきます。その間に野菜を切っておくとスムーズです。

10分後。塩を流水で洗い流し、タラをキッチンペーパー等で拭いて水分をしっかり取り除きます。

そしてこしょうを軽く振ってから小麦粉(薄力粉)をまんべんなくまぶしていきます。小麦粉は全量をしっかり身になじませます。

しっかりまぶさないと後々スープのとろみが全くつかなくなります。

・野菜を切る

野菜は一口大に切っておきます。今回はじゃがいもは1センチくらいの輪切りにしましたが、大きさは好みで構いません。ただあんまり小さく切ると煮崩れしてしまうので気をつけて下さい。

・フライパンでバターを溶かしタラを焼く

フライパンにバター30gを溶かしタラを軽く焼いていきます。弱火と中火の中間ぐらいでゆっくり表面を焼いて上げる感じです。焦げないように気をつけましょう。色が変わったらひっくり返して裏も焼きます。

両面が軽く白くなったらもうOKです。

・玉ねぎとじゃがいもを炒める

コンロがふた口ある場合は同時に野菜を炒めていきましょう。(一口しかない場合は魚を焼いて、そのままフライパンを濡れ布巾の上において冷ましておきます。)

大きめの鍋にバター10gを溶かし、玉ねぎを入れて1,2分中火で炒めたら、じゃがいもを入れて更に1,2分炒めます。

そしたら、焼いてあったタラを投入します。タラを焼いたフライパンには旨味がこびりついているので、水100ml位を入れてヘラなどでこびりついたカスをこそぎ落としましょう。

・水とブイヨンとローリエを入れる

フライパンに入れた水100mlと、残りの400mlの水も鍋に入れます。更にブイヨン2個とローリエ一枚も加えて強火でいいので沸騰させます。

アクが浮いてきたらすくいます。そして弱火にして、煮込みます。

・20分ほど煮込んだら牛乳を入れる

コポコポ沸くくらいの弱火で20分煮込みます。たまに混ぜます。(タラの身が崩れやすいのでできる限り優しく混ぜてあげます。)

20分経ったら牛乳400mlを加えてコポコポいうくらいまで弱火で温めていきます。

沸いてきたら4,5分ゆっくり煮込みます。皮つきでないタラはだいたい細かくなっちゃうけど、それはそれで美味しいので気にしないで大丈夫です。

最後に味をみて塩を加えます。(ブイヨンでも可ですが加えるときは少しずつ味を見ながらにしましょう。)

味を整えたら完成です。簡単だー!

・盛り付け

お皿に持ったらパプリカを振って、パセリをパラパラ真ん中にかけるとちょっとお洒落です。

好みで粉チーズかけても良いです。

完成「タラのニューイングランド風スープ」

タラの淡白で柔らかい身は油や乳製品。トマトなどの濃いめのものによく合います。

ニューイングランドの伝統的な味を簡単にご家庭で味わえる。

それは夢の通り道です。

ちなみにこのスープはタラ以外の白身魚や、鮭。貝類などとも相性がいいので、海の恵を存分に味わいたいときにはオススメです。

とろみがもっと欲しい場合はタラを焼くときの小麦粉を多くするか。

先日作ったホワイトソースを最後に加えて煮込んでもいいです。

じゃあ。また次回会うときまで。

夢の通り道です。