ディズニー名作「ピノキオ」を再現「ニジマスのレモンバターソース」

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こんにちは!マモジンっす!

今日のおうちごはんはディズニーの名作「ピノキオ」の1シーンを再現してみようと思います。

猫の「フィガロ」がちょこんと座る目の前には、お皿からはみ出るくらいの大きなお魚が湯気を立てて置かれています。

バターがみるみる溶けていくほどに熱々のお魚。

「フィガロ」はもう我慢出来ないという感じでうっとりしていますが、このあと飼い主の「ゼペットじいさん」から衝撃のお預けを食らってしまい、残念ながら熱々のお魚を食べる事は出来なかったようです。



可哀想な「フィガロ」

作中でもわりと飼い主の「ゼペットじいさん」からの扱いがひどくて、「ピノキオ」を観るたびに、マモジン的には胸が締め付けられてしまいます。(猫ちゃん大好きマモジン)

まあ。猫的にはレモンはNGなので、むしろ食べなくて正解なのですが、ご馳走を目の前にお預けをされてしまった「フィガロ」が一瞬見せる切なそうな表情から、あきらめや怒り。さまざまな感情が入り混じって「ぎゃームスッ」となってしまうシーンがこの映画1番の見所だと思います。

「ぎゃームスッ」のイメージが湧かない方は、とりあえず「ピノキオ」のオープニングから40分くらいまでを観てみるといいと思います。

「フィガロ」が食べられなかったお魚は…「ニジマス」?

さて。このシーンに使われている魚は「ニジマス」です。

すごい断言しちゃったけど。

どう見方を変えてみても「めっちゃ太ったニジマス」にしか見えません。

「ピノキオ」の原作の舞台となったトスカーナ州では、川や湖に「ニジマス」は生息しているので、「ゼペットじいさん」が晩御飯に自分が釣った「ニジマス」をメニューに出しても全く違和感はありません。

「ニジマス」を焼いて、レモンとバター。そしてイタリアンパセリやオリーブの実を添えたシンプルなメニューですね。

今回はメニューの再現とともに、川魚を食べやすく調理していこうと思います。

ではさっそく作ってみましょう。

「ニジマスのレモンバターソース」の材料(2人前)

ニジマス  ・・・2匹(だいたい20センチくらいあれば十分)

塩(臭みとり用)   ・・・適量

ニンニク  ・・・ 一片(7g前後)

オリーブオイル ・・・大さじ3

バター   ・・・ 15g

白ワイン  ・・・大さじ3

レモン汁  ・・・小さじ2

ホワイトペッパー ・・・少々

ローズマリー  ・・・軽くひとつまみ

セージ   ・・・ 軽くひとつまみ

塩(味付け用)     ・・・1gくらい

オリーブの実漬け  ・・・12個くらい

イタリアンパセリ   ・・・いっぱい!(最低5、6束あると良い)

ピンクペッパー  ・・・少量

バター(上に乗せる用) ・・・10g

レモンスライス  ・・・2枚

パプリカ(粉末)   ・・・少量


イタリアンパセリがない場合は普通のパセリでも大丈夫です。

「ニジマスのレモンバターソース」作り方

さて調理を行っていきましょう。

「ニジマス」などの川魚は特有の臭みがある事が多いので、しっかり下準備を行いましょう。

魚の下準備

まずは内臓を取って、中まで水洗いしたニジマスの鱗を包丁やペットボトルのキャップでゴロゴロ取ります。

内臓や鱗なんかはお魚屋さんで取ってもらってもいいと思います。

鱗まで取ったもう一度しっかり洗い流して下さい。ぬめりもあったら一緒にしっかり流しましょう。

洗ったらキッチンペーパーでキッチンと水気を拭き、塩を全体にかけましょう。

塩を振ってから10分くらい常温で置いておき、臭みを取ります。

その間に他の材料の準備をします。

飾りの下準備

パセリの葉っぱ部分を細かく千切ります。

ニンニクはみじん切りにしておきます。

それとクッキングシートを半分に折って、下の写真のようにチョッキンしておきます。

開くと下の写真のようになります。


あとでレモンにパプリカをかけて十字型にするのに使用します。

「ニジマス」を焼く

臭みを取ったら、もう一度ぬめりごと洗い流してキッチンペーパーで水分を取っておきます。

そして改めて全体に塩を少しだけ振ります。


フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて火をつけます(中弱火)

ニンニクの香りがしてきたら「ニジマスを」入れます。

この向きで入れます。

蓋はしなくていいので、最弱よりほんの少しだけ強い弱火で4分30秒間じっくり焼いていきます。(魚の大きさによっては時間が多少前後します。)

時間が経ったら裏返して、バターも加えます。

溶かしたバターをスプーン等ですくいながら、魚の表面全体に回しかけながら焼いていきます。(やけどに注意)

こうする事で魚がこんがりふっくら焼けます。

1分したら火を止めて、余熱で火を通します(2分くらい)

火が通ったらお皿に盛り付けておきます。

レモンバターソースを作る

魚をフライパンから取り出したら、フライパン は洗わずにレモン汁と白ワイン。そしてホワイトペッパー。ローズマリー。セージを加えて火にかけます(中火)

ローズマリーとセージの組み合わせはトスカーナ地方では定番なのです。

沸いてきたら少し火を弱めて、だいたい2/3くらいになるまで煮詰めていきます。

最後に塩を加えて味を見ます。

飾りつけ

お皿に乗ったお魚の周りをイタリアンパセリで飾り付けます。

オリーブの実とピンクペッパーも盛り付けたら、完成したレモンバターソースをお魚全体にかけます。

そしてバターとスライスレモンを乗せ、バターにはパセリを少量かけます。レモンには、先ほど作ったクッキングシートを使ってパプリカをかけます。

ただの彩りなので、かけすぎ注意です。

クッキングシートを剥がすときは慎重に!

完成!

出来ました!

「ニジマスのレモンバターソース」の完成です。

うちの猫ちゃんも大満足な仕上がりです。

まあ。猫は食べられないんですけどね!

今回は再現度を重視して「ニジマス」を使いましたが、白身魚であればなんでも美味しく頂けるレシピなので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

ではまた次回!

夢の通り道で!バイバーイ