こんにちは。マモジンです。
今回は気になる「Dヲタ」についてのお話です。
近年「Dヲタ」と呼ばれる人達の中には一般の人から「怖い。迷惑」と思われてしまうような行動をとってしまう人達がいます。
- ショーやパレードなどの場所取りの際。自分たちのテリトリーに侵入してくる人達を威嚇したり悪口を言ったり。
- インスタ映えな写真を撮影しようとしてる人達の事を馬鹿にしたり、邪魔したり。
- SNS上でも、パーク内でのちょっとしたルール違反。モラル違反をしてしまった方を盗撮までして晒し者にしたり、誹謗中傷を繰り返したり。
他にも様々な迷惑行為が確認されています。
マモジン自身も、子供を連れてパークを訪れた際。心無い一言を浴びせられてとても悲しくなった記憶があります。
「Dヲタ」の中には何故そこまで排他的な人が存在するのでしょうか。
それは「ディズニーを1番好きで、1番分かっているのは自分。そういう自分が好きだし、みんなから認められるべき」
という。いわゆる「承認欲求」が強い人が少なからず存在するからかもしれません。
「承認欲求」が強い方の特徴も交えながら「Dヲタ」の迷惑行為について考えてみようと思います。
「Dヲタ」とは
まずは「Dヲタ」の一般的な特徴についてお話します。
「Dヲタ」とは
ディズニーリゾートの年パス持ってるのはあたりまえで、ちょっとでも時間が空けば「東京ディズニーリゾート」に足を運び。
「デジタル一眼レフ」などの高性能カメラを持って最前列でキャラクターやダンサーさん激写したり。
キャラクターグッズをいっぱいかばんにつけたり。
TwitterやInstagramに色々発信したりして「東京ディズニーリゾート」を中心に生活をしている。
というイメージです。
そして。「Dヲタ」は「パークの何にこだわるのか」によってジャンルごとに分かれ、呼び方もあります。
「Dヲタ」のジャンル分け
- ショーやパレードに命を費やす「ショーパレヲタ」
- ダンサーさんに命を燃やす「ダンヲタ」
- アトラクションなどに隠された秘話(バックグラウンドストーリー)が大好物の「BGS厨」
- もういるだけで満足「パークヲタ」
- 隠れミッキーを見つけることに全てをかける「隠れミッキーオタク」
など「東京ディズニーリゾート」に存在するあらゆるものに「Dヲタ」が存在しています。
他にも沢山のジャンルが存在しているので、興味がある方は調べてみるのもいいかもしれません。
Dヲタはいつ頃からいるの?
「Dヲタ」は「ガチ勢」や「にわか」といったランクに分かれています。
「Dヲタ」になってからの期間で分かれているっぽいですが、その区切りは曖昧です。
そもそも「オタク」という表現は1970年代からあったにも関わらず。「Dヲタ」という人々の存在が認識され始めたのが「東京ディズニーシー」が出来てちょっとしてからだった気がするので2005年を過ぎたあたりくらいです。
それから2013年頃に「Dヲタ」に関しての生態をまとめた本も出版されたりして、一般的に知られるようになってきました。
それより以前から「東京ディズニーランドオタク」というような方は少なからずいました。
以前は「デジタル一眼レフ」のようにアマチュアでも使いやすくて、綺麗に撮影できるカメラもなかったですし、SNS等も普及していなかったので現在とは趣も違いますが、必死に記念のグッズ集めてたり、ひたすらパレード待つ人々が2000年代以前から結構いました。
「Dヲタ」が本格的に世に進出してきたのはやはりインターネットサービスの普及と「デジタル一眼」等の技術の普及があったからこそだと思います。
誰でもカンタンに写真を撮影できるようになり。そしてそれをたくさんの人達に拡散出来るSNS等のインターネットサービスの普及。
より手軽に自分の承認欲求(他者から自分を価値あるものと認められたい欲求)を満たせるようになり、そこに自らの価値を見出した人々がいわゆる「Dヲタ」の始まりなのではないかと思います。
さて。Dヲタの方々の中にも少なからず存在している「承認欲求が強い人」にはある程度共通の特徴が存在します。
承認欲求が強い人の特徴
承認欲求が強い人の特徴として
- 上から目線が多い
- すぐにイライラする
- 一人行動が多い
- 自分のことばかり話したがるが、人の話は興味なし。
という傾向が多いようです。
上から目線が多い
相手の立場になって考えたり、自分の行為が相手をどういう気持ちにさせるかはあまり考えずに
「私は誰か(何か)にこれだけのことをしてやったんだ!」という上からな態度を取ることがあります。
自分がしてやった行為を周りに認めて欲しい、認められて当然と思っているのです。
SNS等で、マナー違反者を晒し者にする人は「ディズニーを守るため。自分の大切な場所を守るためにやってあげてるんだ。むしろ感謝してもらって当然」という気持ちなのかもしれません。
すぐにイライラする
自分の思い通りに物事が進むと思っているので、うまくいかないとすぐにイラッとしてしまいます。
自分が座れると思っていた鑑賞エリアに、他のゲストが座っただけでもイライラしますし。
撮影したかったキャラクターの前に、違うキャラクターやキャスト。他のお客さんが映り込むだけで急に暴言を吐いたりします。
一人行動が多い
基本的に自分の都合のいいように物事を進めていきたいので、誰かに合わせて行動するのが苦手です。
だからパークにも一人で余裕でいけます。波長が合う人とは一緒に巡ることもありますが、思い通りにいかない団体行動などは疲れるしイラッとする場面も多いようです。
自分のことばかり話したがるが、相手の話は興味なし
自分の好きなもの。興味のあるものに関してはものすごい語ります。
ずーっと喋っていられるんじゃないかと思うくらいの熱いディズニー愛を聞かせてくれますが、自分が知らないこと、興味がないことを聞かれたり、話されたりすると途端に冷めてしまいます。
Dヲタの友達や彼氏彼女とパークへ行く際は不用意な発言をしないように心掛けましょう。(ディズニー興味はあるけどよく知らないから教えて欲しいという姿勢でいると楽しく過ごせます。)
Dヲタの迷惑行為には承認欲求が関係している?
上の例に挙げた「承認欲求」が強い人の特徴は、そのまま問題視されている「Dヲタの迷惑行為」に直結しているような気がします。
悪く言うと協調性。社会性に乏しいと言えますが、誰かがいないと行動できないという弱さはなく。自分で決めて自分がいいと思った道を一人で進んでいける強さがあります。
「Dヲタは怖い?そして迷惑?」
「東京ディズニーリゾート」にのめり込んだ「Dヲタ」の人達は、一般の人達から見ると怖い存在に映るようです。
もちろん社会性を保ち、マナーを守って「東京ディズニーリゾート」を楽しむ方々もいますが、中には、自分の価値観を全面に押し出して、他者を排除しようとしたりする方々もいるのが現状です。
Dヲタの迷惑行為の例
パレード待つときも荷物で広いスペースを確保したり、何も知らない一般の人を陰で笑ったり。
自分達の邪魔をされると凄い勢いで怒る人もいます。
本当にそんな人いるのかと思っちゃうけど。本当にいます。
さらに、自分達の欲求が満たせれば何も問題ないので、何時間でも平気で鑑賞エリアに座り続けて、いたり、キャラクターグリーティングに何度も並び直したり。他人の邪魔になることがあっても全く気がついていません。
ルール違反ではないですが、皆が楽む場所での行動としてはモラル的にあまり良くないです。
そんな一部の「Dヲタ」の人達の迷惑行為でも特に問題だと思うのが
一般のゲストの方々のマナー違反ルール違反をSNS上でさらし者にして断罪する行為です。
SNSでの断罪行為の先に待つもの
もちろんマナー違反やルール違反をする人達は良くないです。
しかし、SNS上で個人を特定してさらし者にする行為は行き過ぎかと思います。
大義名分を振りかざして「自分がディズニーを守っている」と思っているのかもしれませんが、違反者を盗撮してSNS上に晒す行為は既に法律違反です。
「ディズニーを守るためにやっている。」と言えば聞こえは良いかもしれませんが、行っている事はただの誹謗中傷です。これも法に触れる危険性が高いです。
そして法律以前に考えて欲しいのですが
「SNSで晒されて、断罪の名のもとに誹謗中傷された相手はどういう気持ちでこれからの生活を送るのか」
ということを。
人は誰でも間違いを犯します。
ディズニーに来た学生たち。家族。友達同士。恋人同士。おじいちゃんおばあちゃん。おじさんおばさん。
皆が皆。ディズニーのルールやマナーを正しく理解していたとしても、間違いを犯さず過ごせるわけではないのです。
歩き疲れてしまったり。抱っこが辛くなって、座っちゃいけないところに座ってしまう人もいます。
楽しくなるあまり。周りが見えなくなっちゃう人もいます。
ルール違反やマナー違反だと意識せずにやってしまうこともあるのです。
けれどSNSで晒し者にするという行為は、その人の心に。そしてインターネット上にも消えない傷を残します。
たった一度の間違いを。その人達にとって消えない傷を作ってまで断罪することが果たして本当に正しい事なのか。疑問に思ってしまいます。
そして。断罪を行っている「Dヲタ」の人達は、本当にパーク内、そして日常の生活においてのマナーやルールを確実に守れる人達なのでしょうか。
法に触れるような行為をしている時点で、守るべきルール。マナーから逸脱しているのではないでしょうか。
自分達の愛する「東京ディズニーリゾート」でのマナー違反ルール違反などの目に余る行為を許せない気持ちは分かりますが。
マナー違反ルール違反をしてしまう人達も「東京ディズニーリゾート」を好きな一人なのです。
ちょっとしたマナーやルール違反。モラル違反をした人たちに向けて「もう二度とディズニー来るな」っていう意見を目にすると、とても悲しいです。
SNS上では知らない人にも簡単に意見を言えますが、それでも相手を思いやるという気持ちは大切です。
そういった一部の「Dヲタ」の方の心無い行為の影響で、一般のゲストの方々をはじめ、キャストの方々には「迷惑」であったり「怖い」という印象を植え付けてしまっている部分があります。
そう。キャストの方々にすら「あの人また来た。注意しとかないとなー」みたいに思われているのに何故気が付かないのでしょうか。
自分の知識。自分の強さ。自分の歩んできた人生。そして自分が勝手に決めた正義を他者に押しつけるだけでは、誰も自分を認めてくれないと何故気づかないのでしょうか。
こうして世間から「Dヲタは怖い。迷惑な存在。関わりたくない。」と多くの人に思われてしまっているのが現状です。
「自分だけが」ではなく「誰もが笑顔になれる場所」にするために。
他者を排除するのではなく、歩み寄る勇気をもって、相手の立場になって考えて行動できるようになれば「東京ディズニーリゾートは」もっともっと素晴らしいところになると思います。
「Dヲタ」の知識や情熱を、一般の人達と共有することが出来れば
「東京ディズニーリゾート」の面白さや奥深さをもっとたくさんのゲストに伝えていける存在になっていけると思います。
マモジン自身。Dヲタの方々に色々な知識を教えてもらったことで、ディズニーがより好きになりましたし。世の中には本当にすごい人達がいるんだなと尊敬しています。
きっともっとたくさんの人が「Dヲタの人達はすごい。」って思える日が来ると思います。
それこそが求め続けてきた「誰かに認めて欲しい」という理想の実現に繋がるのではないでしょうか。