こんにちは。マモジンです。
今日ご紹介するのは「鶏むね肉」と「大根おろし」を使ったあったかいお蕎麦です。とある裏技を使うことによってプリリンブリンになった鶏むね肉と、大根おろしの優しい甘みと触感が美味しいメニューです。
大根の旬っていつなの?
大根の旬は晩秋(11月、12月、1月、2月)から冬にかけてです。
冬場が旬と言われる大根ですが、夏場は辛味が強く、それはそれで美味しいので、実は一年を通して色々な味が楽しめるのが大根の良いところです。
今回作る「鶏肉と大根みぞれのお蕎麦」も冬場の大根で作るとほんわか甘くてみずみずしいおそばになります。
反対に夏場は程よく辛味が効いて食欲不振のときでもスルスルいけちゃいます。
胃腸にも優しいので、風邪などで弱った時にもおすすめです。(きのこは体調良くないときは消化に悪いので、代わりにほうれん草などの栄養がありそうで、繊維の少ない入れるといいです。)
では。さっそく作ってみましょう。
作り方の紹介と一緒に「鶏むね肉をプリリンブリンにする方法」もこっそり教えちゃいます。
(「プリリンブリン」は柔らかく。それでいてしっかり旨味と水分が肉に詰まっていてみずみずしい状態のことを指します。)
「ミッキー入り鶏肉と大根みぞれのお蕎麦」の材料(3人前)
お蕎麦(今回はトップバリューの乾麺) ・・・3束
めんつゆ(創味のつゆ) ・・・大さじ4(60ml)
水 ・・・350ml
鶏むね肉 ・・・1枚(約250g)
酒(もしくは水)・・・大さじ2(30ml)
塩 ・・・1.5g(親指と人差指でつまめるくらいでOK)
砂糖 ・・・1.5g(親指と人差指でつまめるくらいでOK)
片栗粉 ・・・大さじ1くらい。
大根 ・・・250g
きのこ(舞茸やなめこ。しめじ。好きなきのこ) ・・・60gくらい。お好みで!
人参 ・・・適量(ミッキーの型を抜きます)
小ねぎ(長ネギでも可)・・・適量
(風邪をひいてるときは、きのこはあまり消化に良くないので、ほうれん草の葉っぱとか栄養ありそうで消化の良い野菜を代わりに入れましょう)
「ミッキー入り大根みぞれのお蕎麦」の作り方
さて。材料の紹介が済んだところで、早速作ってみましょう。
まずは、鶏むね肉の仕込みです。
この鶏むね肉の仕込みをしっかり行うことで、プリリンブリンとした食感の美味しい鶏肉に仕上がります。
「大根みぞれのお蕎麦」の作り方鶏むね肉がプリリンブリンになる裏技
鶏肉は柔らかくなるまでに少しだけ時間が掛かるので、最初に仕込みをしておきましょう。
しっかりスジ切りする
スジ切りする道具があればそちらでしっかりスジ切りします。無い場合はフォークで。
フォークすら無い場合は包丁の先っぽでブスブスして下さい。
鶏むね肉の繊維を断ち切るように両面しっかりスジ切りします。ちょっと平べったくなるくらいまでブスブスバンバンしても大丈夫です。
酒+糖分+塩分。そして最後に片栗粉!
さて。充分にスジを断ち切ったら一口大に切りボウルに入れて酒大さじ2。砂糖、塩を1.5gほど入れます。
そしてよくもみもみしてお酒の水分がすっかり鶏肉に吸われるまでもみこんでいきます。
しっかり水分を吸わせたら、最後に片栗粉を加えて、全体を混ぜ合わせます。
たったこれだけで驚くほど鶏むね肉が柔らかく。みずみずしくなります。
鶏肉の中に浸透した水分を砂糖が保湿し、塩分が旨味を閉じ込めてくれるのです。
さらに、薄く表面を片栗粉が覆うことによって、加熱したときの鶏肉の旨味や水分の流失を限りなく抑えてくれるので鶏むね肉でもパサパサにならずにプリリンブリンとなるのです。
さらに、スジ切りをしたことによって、口に入れたときに簡単に繊維がほぐれて柔らかく感じられるのと、お酒や砂糖塩が肉に浸透しやすくなるので、より素早く柔らかくなるので、時間が無いときでもあっという間に鶏むね肉を柔らかく出来ます。
鶏むね肉をよく揉んで片栗粉を混ぜ合わせたら、しばらくそのまま放置しておきます。
ちなみに。塩麹があるなら、砂糖と塩の代わりに塩麹を使うとさらに旨味も増すのでオススメです。
野菜類の仕込み
次に野菜を仕込みます。
・大根は全部すりおろします。粗目でいいので、こだわりのおろし金よりもプラスチック製の安物ですりおろしたほうが良いと思います。
・きのこは下の石づき部分が気になるならカットして、あとは適当な大きさに割いておきます。
・人参は薄く輪切りにして、水から茹でます。沸騰して5分ほどしたら水で冷やして型を抜きます。
・小ねぎや長ネギは輪切りにスライスしておきます。
鶏肉を煮込む
・まずは水とめんつゆを火にかけます。(中火)
(同時に鍋にタップリのお湯を沸かしてそばを茹でる準備をしておきます。)
周りが沸いてきたら火を弱火に落としてから鶏肉を一個ずつ素早く落としていきます。
入れ終わったら中弱火くらいまで火力を上げて、約2分間加熱します。
鶏肉の表面の色が変わったら、少しくっつきそうな鶏肉同士を箸で離してあげます。あまり混ぜないようにしましょう。
あとは余熱で勝手に火が入るのでOKです。
きのこを加える
ほぐしたきのこを投入します。(中弱火)
このタイミングくらいで蕎麦を茹で始めるといいです。(吹きこぼれに注意して!)
入れたら、沸く直前まで加熱してあげます。
大根おろしを加える
再び汁が温まってきたら大根おろしを加えます。
大根を加えたら、再びゆっくり加熱して、沸騰一歩手前まで温めたら汁は完成です。
味を見て濃いようだったら水を足し、薄ければめんつゆを足しましょう。
盛り付け
・茹で上がったお蕎麦はザルにあけて一度水で洗います。
熱々のお蕎麦がいい場合は水で洗わずにそのまま丼に盛って、汁と具ををかけていきます。
マモジンは猫舌なのでお蕎麦は洗いました。ぬめりも取れるのでサラッとした舌触りになるので好きなのです。
・最後にミッキー人参を飾ります。彩りで長ネギや小ねぎをかけても良いです。風邪のときは生姜を加えても美味しいです。
完成「鶏むね肉と大根みぞれのお蕎麦」
出来たー。
ちょっと「レストラン櫻」っぽいのはミッキーの人参のおかげですね。
嘘みたいにプリリンブリンな鶏むね肉と大根おろしの食感と旨味が絡み合ったお蕎麦。
それはまさに夢の通り道です。