こんにちは。マモジンです。
今回作るのは「ペンネ・アラビアータ」です。
ディズニーで「アラビアータ」なんて聞いたこともないかもしれませんが、実を言うと「アラビアータ」は「東京ディズニーシー」と深いつながりがあるのです。
というのも「アラビアータ」に必要な材料を発見し、持ち帰った人物が「東京ディズニーシー」の「メディテレーニアンハーバー」の発展に深く関わっているからなのです。
「アラビアータ」発祥のきっかけはS.E.A(Society of Explorers and Adventurers)
「アラビアータ」はにんにくと唐辛子、トマトを使ったシンプルながらも深い味わいと絶妙な辛さで人気のイタリアンパスタ料理の一つです。
日本語に訳すると「怒りん坊風」となります。
7人いる小人のうちの一人です。
「アラビアータ」を食べると、辛さのせいで顔が赤くなり起こったように見えるからそういう名前になったようです。
ちなみに地名の「アラビア」は全然関係ないようです。
さてこの「アラビアータ」は「S.E.A」の創設メンバーにして大航海時代の幕開けを代表する一人「クリストファー・コロンブス」が南アメリカとヨーロッパの航路を切り開いたことによって誕生することとなった料理です。
まず「トマト」は以前の記事で紹介したとおり、南アメリカから伝わった食材です。
コロンブスが南アメリカまでの航路を切り開いたことによって「トマト」もヨーロッパに伝わっていったのです。
そして「アラビアータ」には欠かせない「唐辛子」も南アメリカ大陸からもたらされた食材なのです。
「唐辛子」は1493年に「クリストファー・コロンブス」が初めてスペインに持ち帰ったとされていますが、コロンブスは意外とうっかり屋さんだったので、唐辛子を胡椒と勘違いしてしまい「red pepper」「chili pepper」のように呼ばれるようになったそうです。
育てやすく、香辛料として次第に人気が出てきた「唐辛子」はインドやアジアにも伝わっていき、カレーや四川料理には欠かせない食材になりました。
さて
「東京ディズニーシー」に視点を移して考えてみると、「ロストリバーデルタ」原産の「唐辛子」や「トマト」を積み込んで「メディテレーニアン・ハーバー」にある「S.E.A」の本拠地に帰ってきたであろうガリオン船が停泊しています。
「アラビアータ」が誕生したのは、「メディテレーニアン・ハーバー」の大地主である「ザンビーニ一族」が、新大陸から持ち込まれた「唐辛子」と「トマト」を使ってパスタを調理したのが始まりかもしれませんね。
(そういえば10周年のときだったか、アラビアータっぽいスパゲッティが「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」で販売されていた気がします。)
大航海時代の冒険とロマンを感じながらいただく「アラビアータ」
目を閉じればそこに「東京ディズニーシー」の景色が広がります。
本格「ペンネ・アラビアータ」を作ってみよう。
アラビアータはとっても簡単なのでぜひチャレンジしてみて下さい。
辛いのが苦手な人は、唐辛子の量を減らして作るといいかと思います。
「ペンネ・アラビアータ」の材料(3人前)
ペンネ ・・・300g
茹でる用のお湯 ・・・3000ml+塩20g
オリーブオイル ・・・大さじ4(約50g)
にんにく ・・・3〜4片(約20g)
鷹の爪(一味でも可) ・・・3本
パセリ(出来れば生のもの)・・・5g(ソースに絡める用2.5gと盛付に使う用2.5g)
トマト缶(あらごしかカットトマトが楽) ・・・1缶(約400g)
塩 ・・・1.5g(様子見ながら)
「ペンネ・アラビアータ」作り方
・仕込み
にんにくは包丁の側面で叩いて皮を剥く
パセリは細かく刻んでおきます。
唐辛子は種を取り出して5mm幅くらいに刻んでおきます。
にんにくはこれくらい砕けてて大丈夫です。
(このタイミングでお湯を沸かし始めてパスタを茹でる準備をしておくとスムーズです。)
・にんにくを炒める
まずは火をつけずにオリーブオイルをフライパンに引いて、にんにくを投入します。
最初は中弱火くらいで加熱して、にんにくから気泡が出てくるくらいの温度になったら弱火にして、フライパンを傾けて、にんにく全体を揚げていきます。
すこし全体が色づいて、箸がスッと通るくらいまで柔らかくなったらOKです。
・唐辛子とパセリを加える
ここから焦げやすいので素早さを意識します。
まずはフライパンを水平に戻したら唐辛子を加えて軽く混ぜ、すぐにパセリを入れます。
・トマト缶を加えて煮込む
そしてすぐにトマトを加えて油分をトマトの中に溶かすようにしっかり混ぜ合わせます。ここで塩を加えます。
沸騰するまでは強火で、その後は弱火でコトコト煮詰め、しっかり水分を飛ばしていきます。
(このタイミングでペンネを茹で始めるとちょうどよいです。約10分)
・最終的な味付け
パスタの茹で汁とソースを味見してみて、薄いと感じるようなら塩を少しづつ足してバランスを取っていきます。
唐辛子の辛さがメインのソースなので、胡椒は加えません。
・ペンネと絡める
茹で上がったペンネをソースに絡めていきます。こぼれやすいので注意しながらしっかりと全体に絡めてあげます。
・盛り付け
お皿に盛り付けたら、刻んだパセリをかけて出来上がりです。
チーズはかけないのが「アラビアータ」ですが、お好みでかけても美味しいです。
完成「本格アラビアータ」
出来ました。トマトの甘さと酸味。にんにくの香ばしさと深みのある味わい。そしてピリッと唐辛子の辛さが絶妙に美味しい「ペンネ・アラビアータ」
もちろん。「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」のワインもよく合います。
パーティーのお料理にもオシャレで綺麗なので、ピッタリです。
楽天やAmazon。そして酒屋さんで『ベルサーノ ピエモンテ バルベーラ』で探してみてください!
自宅で「東京ディズニーシー」を感じながら味わう「アラビアータ」と「ザンビーニのワイン」の組み合わせは、なんだか大人の休日って感じがします。
つまり夢の通り道です。